ハラスメント対策は中小企業でも義務化目前
「ハラスメントなんてウチとは無縁！」
な～んて思っている中小企業の事業主様！ あっせんの事例を見れば、例え企業側に問題が無くともあっせんにまで持ち込まれているケースがありますのでご注意です。あっせんにでもなれば企業としては体力を使います。また、2022年4月より対策は「義務」ですから、企業側に問題が無くとも、対策をやってなければ違法です。
このあたりに注意が必要になるのかな？ と思っております。
ということで前回より引き続き資料をご紹介です。
ハラスメント研修で使う資料を作るために使えそうなグラフを作ってみた。（１）
https://151sr.com/20211115-01/
「令和２年度職場のハラスメントに関する実態調査」より
こちらのデータも前回のデータに引き続き、このページを作成している現在では、厚生労働省のハラスメント対策資料の数字よりは新しいものとなっております。
本題に踏み込んだ数字となっておりますので、こちらの数字は研修などを行う際には入れておくことが望ましいのではと思っております。やはりパワハラが一番多く、その次は育児休業系のハラスメントが入ってきます。
本来はハラスメントの統計資料としてはメインのものになるので、たくさん作りたいところですが、今回は２つだけグラフ化してみました。
グラフの元となる統計は以下の厚生労働省のサイトにて公開しております。
【職場のハラスメントに関する実態調査について】
（厚生労働省ウェブサイトより）
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000165756.html
ハラスメントを受けた経験
厚生労働省の資料では「パワハラ」の資料のため、その他の数値についてもグラフにしてみました。
作ったグラフを見てみると未だに結構多いんですね。
さすがに「セクハラ」に関しては減ってはきてますが、パワハラは未だに3割が経験あり。
また、ここではカスハラの数値は15％程度になっていますが、業種・業態によっては結構多いんじゃないかなぁ……と。厚生労働省の方でも出ていますが、特に介護現場でのカスハラ、つまり利用者からの「嫌がらせ・過剰なクレーム」は私が話を聞く限り結構経験者が多いのではないかと思っております。
人材自体が不足している業界だけに問題も深刻だなぁ～とは個人的に思ってはおります。
Visualizer
VisualizerではExcelで作ったような円グラフも個別で作成することも可能ですが、サーバーのメモリ不足らしき表示が出てしまう事が有ったので、積み上げのグラフのみ作りました。
以下のグラフの項目はそれぞれ以下の内容となっております。
- パワハラ＝過去3 年間にパワハラを受けた経験
（パワーハラスメント） - セクハラ＝過去3 年間にセクハラを受けた経験
（セクシュアルハラスメント） - マタハラ＝過去5 年間に妊娠・出産・育児休業等ハラスメントを受けた経験
（マタニティハラスメント） - パタハラ＝過去5 年間に男性社員が育児休業等ハラスメントを受けた経験
（パタニティハラスメント） - カスハラ＝過去3 年間に顧客からの著しい迷迷惑行為を受けた経験
（カスタマーハラスメント）
Excel・PowerPoint
グラフの項目はVisualizerでの内容と同じになります。
ご使用の際には適時変更をしてください。
ハラスメント行為をしたと感じた/指摘された経験
この調査で私が興味を引いたはこの「ハラスメント行為をしたと感じた/指摘された経験」です。
この上の調査で受けた経験のある人の割合が最低のセクハラでも「10.2％」に対して、ハラスメント行為をしたと感じた、または、指摘された問経験は「7.7％」という結果。
おそらくではありますが、ハラスメント行為者は「ハラスメントをしたという自覚が無い」可能性が高いこという事。それだけハラスメントの対策や研修は企業内において必要だという事になります。
で、グラフを作る際ですが、どちらをフォーカスするかによって見栄えは大きく変わります。
実際に原稿を作る際のテクニック的なところはありますが、大きく見せたいなら数値の大きい方のグラフを使うほうのがインパクトは大きいですよね。
Visualizer
数値の少ない方を目立たせる場合だけ、切り出しをしています。
Excel・PowerPoint
同じ３D円グラフではあるのですが、フォーカスするのがどちらかで作成をしております。
Excel上にて作ったグラフは1種類ですが、色分けだけ変更をしております。
では、今回はここまで。
続きは後日作成予定です。
ハラスメントの研修も行います！
当オフィスでは管理職・従業員様に向けたハラスメント研修（セミナー）を行っております。
特に中小企業が義務化されることを受け、管理職・従業員の皆様におかれましては基本となる事項を理解しておくことは必要なこととなっております。
ハラスメント研修（セミナー）の必要がございましたら、お気軽にお問い合わせください。